幼児教育のポイント
2歳、3歳の言葉の発達が遅い、発語が遅れている。よくある質問③
幼児教室キッズフォードでよく相談頂いく話題の一つが、言語に関する内容です。
1歳6か月から3歳くらいまでの乳幼児で
「言葉が遅い」「発語がない」「全然しゃべらない」「健診でひっかかった」
などのご相談です。
言葉の発達には、個人差があります。
一般に3歳時付近を言語爆発=たくさん言葉を発する時期と言います。
(なぜ3歳付近なのか理由もございますが、今回は割愛します。)
相談もお子様が3歳付近に近づいて、不安を感じていらっしゃるケースが多いように感じます。
キッズフォードの教室では、ご相談があった時に判断するように心がけていることがあります。
それは
「心配な言葉の遅れ」なのか「心配ない言葉の遅れ」なのかの判断です。
1歳6か月健診や満3歳児検診では、言葉の発達度合いを担当の方が確認します。心配な場合には、専門機関(発音、発声、言葉の教室等)を紹介されます。
一方で、育児本などには、「言葉の発達は人それぞれ、3歳で発言しないからといって心配する必要はない」と書いてあることがあります。
しゃべれなくても、理解語が大切です。
「心配ない言葉の遅れ」は、お子様は、しゃべれないだけで、言葉は分かっている状態です。
育児本に記載されている通り、一言、二言でも発言していれば心配しなくても大丈夫だと考えられます。
(最低限の語彙力があるのみで、「語彙力が豊富」な状態ではありませんので、賢くしたいのであれば、語彙力を増やす努力は必要です。)
「心配な言葉の遅れ」は、お子様は、しゃべれない以前の問題で、言葉が分かっていない状態です。
どちらも言語爆発と言えるほど、言葉の発語はしていません。違いは、言葉が分かっているか、いないかの違いです。
表現は多数存在しますが、ここでの「言葉が分かる」は、しゃべれないだけで、意味が分かっている状態です。
1.6ヶ月検診で、複数の絵が書いてある紙を前に、保健師さんが
「車はどれ?」「ワンワンはどれ?」
とお聞きになり、お子さんが指さしをするという内容をします。(検診の一部です。)
お子様は、しゃべれなくても、指定された絵を指さしたはずです。
つまり、ワンワンと言えなくても、ワンワンがどれか(どういうものか)分かっている状態です。
機関車トーマスが大好きな子は、初めて見るキャラクターものの靴の売り場で、すぐに「トーマスの絵がついた靴」を見つけ出します。
トーマスとはどういうものか?分かっているということです。
読める、書けるではなく、分かる言葉を増やそう。
教室では、この言葉の理解を語彙の内面化と呼びますが、
「言葉の内面化がたくさんできている子が、言葉を発しだす。」のです。
ですから、お子さんが習得(内面化)できた言葉がある程度の量になったときから、発語しだします。
0歳、1歳、2歳という年齢は、どうしても個人差があるので、おおくのお母さんにとって判断が難しいと思います。
発語があるか、ないか?で判断するよりも、
意味が分かっている言葉(語彙)がどれくらいあるか、という視点で見てみてください。
*本当に心配でしたら、子どもの発達に関する専門医を受診することをお勧めします。
*語彙の理解量以外にも、発語が遅れる理由がある場合もあります。(口腔内の形状や、歯並び、口蓋垂の問題などです。)
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