アカデミアキッズ

幼児教育のポイント

園児期には、概念の理解に差が出やすい。よくある質問③

幼児教育を行うキッズフォードでは「短期的(例えば園児期や小学校の低学年)に良いことよりも、もっと長期的に良いと思えることを子ども達に学んでもらおう!」という理念で、先取りや、プリントのガリガリ勉強を一切しないプログラムを実践し、勉強はもちろん他の事にも使える本当の力の習得を目指しております。

 

各年齢によって子供達の習得内容は変ってきますが、園児~小学校ぐらいまでで顕著に現れる差が、概念の理解です。

日常生活で、概念を理解することを意識したい。

例えば、右手は挙げられるのに、右目は?と聞くと分からないお子様などは、右手を固有名詞では覚えています。
ですが、相対化された「右側の意味」が分かっていないことが多いはずです。

だからこそ、向かい合った講師の右手がお子様から見て反対になる理由が分かりません。

左右の概念は、勉強ではありません。生活する上で必要なスキルです。

固有名詞を覚えれば良いと思っているお子様、保護者様の考えも分かりますが、それだけではないはずです。

数の概念が最も顕著に差が出やすい。

例えば、
○○○(←ボールが3つある。)

これを固有名詞の観点だけで考えれば、左から「ボール、ボール、ボール」と考えるのが妥当です。
しかし、この数を数えた時に、実際には

ボールが「ひとつ、ふたつ、みっつ」と指差しながら数えます。


子供からすると、この時、「ひとつ(え?ボールでしょ?)、ふたつ(え?ボールでしょ?)、みっつ(え?ボールでしょ?)」となるはずです。

さらに、子供によっては、全く同じボールを順番にさしているこの行為は、
「?結局一つなの?二つなの?みっつなの?」と考えているお子様もいらっしゃいます。

数も概念が大切です。3個の3と3番目の3は意味が違います。

*注意!今回は3つの量を数えている例ですが、基本的に5個までの量は、数えないようにしてください。

固有名詞から、抽象化して、概念を理解する。

その他に、「大小」「長短」「重い、軽い」といった比較結果の相関関係や、


「ひさしぶり」などといった単語も読める、書けるといった、覚えるだけでは対処しようがありません。
覚えるだけでは実際には使えない知識となります。

また、理解語の少ないお子様は特に概念は難しいことです。


是非お子様に読める、書けるだけでなく、固有名詞からでよいのですが、是非言葉の持つ概念も意識して子どもとお話してみてください。




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