幼児教育のコラム
誕生日の違いは、いつまで尾をひくか?
2月生まれなので、3月生まれなので…
良くわかります。いったいいつまで早生まれの影響はあるのでしょうか?
結論、知能に関しては年中ぐらいから差は無くなってくる。
私たちキッズフォードでは、無学年制を園児から採用しています。
つまり、年少と年中と年長が、一緒に同じレッスンを受けることがあるということです。
お子さまの月齢、年齢ではなく、「お子さまの今のレベル」に合わせてレッスンクラスが分かれます。
少なくとも、園児より小さいお子様(0歳、1歳、2歳、3歳)に関しては、多くの場合、月齢、年齢の差が大きいことは
事実です。
また、幼児教室のような教室に通っている子や、日常生活経験の違いでも、たしかに差は出やすいです。
しかし、年中、年長が多いクラスになると、2月生まれでも、4月生まれよりよくできる。ということは頻発します。
さらに、小学生からは、学年など関係ないくらいに、よくできる子はよくできます。
例えば、
小2で一番足の速い子は、小4の足の遅い子よりも、足がはやかったりするのと同じです。
差が大きい0歳1歳2歳3歳のうちの注意点
いずれ差がなくなる無視できるようになる能力よりも、精神のほうが大事です。
実際にある研究では、4月生まれは、自信をもっていたり、自己効力感(自己肯定感ではないです)が強い傾向にあるそうです。
園児期くらいから、子どもたちはだれかと比べたりする相対化を自然と始めます。
「僕が一番足がはやい」
と言える子は、別分野では「自分は一番ではない」と分かっているということです。
どうしても3歳くらいまでは、自分ができないことが早生まれは多いので、自信を持てないことが日常生活で多いのです。
逆に4月、5月生まれは胡坐をかかないでください。
園児まで4月、5月生まれは、楽ができると思いますが、
言い換えると、成長スピードはただ月齢なりということです。
また困っていないので、保護者の意識もそこに向かないことが多いようです。
例えば、2月生まれだけれども、年中時点で4月生まれに追いつく子は、
同じ角度で成長できれば、小1の時に2年生なみの理解力がつく可能性もあります。
もちろん、お子様それぞれに、成長の仕方がありますので、月並みですが、
「お子様ときちんと親が向き合って、半歩ずつでも経験してもらい、成長を促す」ことが大切だと考えます。