アカデミアキッズ

幼児教育のコラム

お子さんのわがままは「成長の証」です。

5歳のお子さんがいるお母さんからのお悩み。「長男のぐずりやわがままがひどくて困っています。自分の意にそわないと大泣きします。その泣き声を聞くと私もイライラしてしまい、接し方に悩んでいます」。 お子さんのわがままや泣き声に接するとき、お母さん自身が疲れてしまわないためにも「心がまえ」が必要です。キーワードは「笑顔と肯定的発想」。まずは、お子さんの気持ちを受け入れることから始めてみましょう。

否定的に「見えるだけ」と考えましょう

社会性の第一歩として反抗はとても大事なことで、これがなければ大人になれません。そういった意味では自己主張が強く、とてもいい成長の証。まずは、子どもの姿がたとえ否定的に見えても、肯定的に捉えるようにしてみてください。

ひとりの「個」として受け入れましょう

「ああ・・・」というお母さんの気持ちは全て伝わり、悪循環を生んでしまいます。また、要求に対して、すぐに言葉のみで「ダメ!」や「いらない!」といった断定的な一言で片付けるのではなく、一度受け入れてみてください。
すべてダメとなると自己欲求が満たされず、満足感がないからこそ余計に反抗的になってしまうので、「そうね、そうだね」と一度受け入れてあげる。そしてなぜダメなのかを説明する。
指示的な物言いになりがちですが、子どもの目線に立ったお付き合いも大事です。そもそも子どもだってひとりの個、意思もあります。すべてが言う通りにはなりませんし、大人になって「指示待ち」が普通になっても大変ですよね。主張があることは素晴らしいこと。まずは、受け入れることです。

「冷静に優しく」をモットーに

泣き始めても、「また始まった」と思わず、優しい声と笑顔で、「お母さんはあなたの笑顔が大好きだから、笑顔みたいなぁ」と、気持ちを切り替えて肯定的な言葉で諭してみましょう。
泣いているところに「どうして分からないの!ダメ!」というのは火に油を注ぎます。強く言ったから納得するわけではないので、やはり「冷静に、優しく」がモットーです。
そして、どんな結果でも認めること。ぎゅっと抱きしめたり、頬をなでてあげたり、スキンシップを大切に。お母さん見て!は子どものサインでもあるので、どんな形でもいいので返してあげてください。怒りながらの子育ては、何より自分が疲れてしまいます。笑顔と肯定的発想でお母さん自身を守ってあげてください。

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